AZNICS、1.5億円の資金調達を実施

2026.05.15

株式会社AZNICSは、株式会社日本政策投資銀行、みずほキャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、株式会社脱炭素化支援機構、株式会社NCBベンチャーキャピタルを引受先とする第三者割当増資により、1.5億円の資金調達を実施しました。補助金と合わせ総額3.4億円の調達となりました。

事業について

AZNICSは、次世代パワーエレクトロニクス領域において、デジタルゲートドライバICを中核とした技術開発を行っています。

SiCやGaNなどの次世代パワー半導体の進化に伴い、電力変換の高度化が進む一方で、スイッチング時の損失やノイズといった課題が顕在化しており、制御技術の重要性が高まっています。

AZNICSは、「パワーデバイスコントロール力の進化」を軸に、パワー半導体の性能を最大限に引き出す制御技術を提供しています。独自のデジタルゲートドライバにより、スイッチング損失やオーバーシュートといった課題を最適化し、高効率かつ高信頼な電力変換を実現します。また、アルゴリズムによる最適駆動条件の探索・生成を通じて、開発効率の向上と性能最大化の両立を可能にしています。

本技術は、電力利用の高度化が求められる幅広い領域での活用が期待されています。現在、複数の顧客企業と連携し、PoC(概念実証)による検証および適用検討を進めており、実用化に向けた取り組みが進んでいます。

今後の展開

今回の資金調達を契機に、研究開発体制の強化および顧客企業との連携をさらに深化させ、技術の社会実装に向けた取り組みを加速していきます。また、顧客企業との検証を進めつつ、製品開発および量産化に向けた取り組みを着実に推進してまいります。

特に、SiCパワー半導体向けにおいては、データセンター向け電源や産業機器、電気自動車(EV)をはじめとする電動化領域、再生可能エネルギーなどの大出力用途を見据え、量産対応に向けた製品開発および顧客連携を進めており、実用化フェーズへの移行を着実に推進しています。

また、GaNパワー半導体向けについては、フィジカルAI領域の進展に伴い重要性が高まるモーター駆動制御をはじめとした、高速応答性や小型化が求められる用途を中心に、製品開発および技術検証を進めており、今後の成長市場への展開を見据えた取り組みを進めています。

これらの取り組みを通じて、パワーデバイスコントロール力の進化を軸に、電力変換の高効率化・高信頼化を実現し、電力変換の在り方そのものの高度化に貢献していきます。

引受先一覧(敬称略、五十音順)

・株式会社NCBベンチャーキャピタル

・株式会社脱炭素化支援機構

・株式会社日本政策投資銀行

・三菱UFJキャピタル株式会社

・みずほキャピタル株式会社

会社概要

会社名:株式会社AZNICS

所在地:東京都文京区本郷6丁目25番14号 宗文館ビル3階

代表者:代表取締役 古澤 利成

設立:2023年1月

URL:https://aznics.co.jp/

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